「続・アメフラン物語」 -第1章【かけがえのないもの】-

「続・アメフラン物語」 -第1章【かけがえのないもの】-


ギルド契約している馬小屋へ向かう道中。

 シェディー [17]
 「よし、こっからは急ぐぞ。 アメも馬で向かってるはずだからな。」

 こもも [13]
 『ねぇねぇ、これってアンタとこのギルドの一大事じゃないの? うちのメンバーも何人か連れてこうか?』


 シェディー [18]
 「そう言ってもらえるとありがたいのですが…、敵の狙いはアメ1人のような気がするんです。

  オレの予想だと、盗賊ギルドの殲滅(せんめつ)に向かったメンバーが敵に捕まり、

  敵は身代金を要求したんだと思います。 そして、今度はリーダーであるアメを幽閉し、

  更に身代金を要求して、逆にギルドを殲滅しようという考えだと思います。

  大勢で行って敵に感づかれると、人質になっている仲間の命が危ないんです。

  だから、このパーティーが最善だと考えました。」

 こもも [14]
 『さすが、チームワーク優先ギルドなだけあるわね~。 わたしを選んでくれたのもそういうとこね。』


 夏美 [17]
 「ジュエルさんが、“こももさんにお願いしたらどうかな?” って提案したのよ。」

 ジュエル [21]
 「てへ^^;」


 こもも [15]
 『ぎゅ♪』 (こもものジュエル抱きしめ音w)

 夏美 [18]
 「こももさんは剣士で隠密行動もできるし、…(抱きしめ中のこももを見て…)仲もいいし。

 最高の助っ人だと思います。」


 シェディー [19]
 「本当に助かります。ありがとうございます。」


こももは立ち止まり、真剣な面持ち(おももち)でシェディーを見据えた。


 こもも [16]
 『礼を言うのはアメさんを助けてからよ。 それに、私に礼なんていらない!』


なぜか突然強い口調で言い放ち、そして、振り返り…


 こもも [17]
 『…ジュエルさんがいれば、何にもいらないんだから~♪ ん~ ぎゅ♪』 (ジュエル抱きしめ音w)


満面の笑みでジュエルを抱きしめたw


 シェディー [20]
 「…は、はいw (ジュエルさんが居てくれて、ホントに良かったw)」

 夏美 [19]
 「…。 (ここまで見せつけられると…、私も抱きしめてもらいたいかもw)」


夏美はうらやましそうに、じっとその光景を見ていた。


 シェディー [21]
 「目的地は“町外れの山岳地帯にある炭鉱村”ですので、2頭借りて行きましょう!」

 こもも [18]
 『は~い♪ (…にしし、ジュエルさんはアタシのモンだーw ヒーヒッヒッヒw』


 ジュエル [22]
 「は、はい^^; (やっぱ、こももさんと一緒なんだろうな~w)」

 夏美 [20]
 「あ!はい。 (…ってことは、こももさんを後ろに乗せれば…。)」



4人は馬小屋に着くと、シェディーは少し考え込んだ。


 シェディー [22]
 「(馬借り賃は、うち持ちだよな~やっぱ…。) ん~

  (どう分けようかな…、やっぱりここは、あーしないと怒られるかな?w) ん~

  (でも夏美さんと一緒に乗りたいよな~やっぱ) デヘヘ(〃▽〃)♪」

 夏美 [21]
 「シェディーさん、どうしたの? 顔が真っ赤よ?」


シェディーは顔を赤らめたまま、夏美を見つめ、


 シェディー [23]
 「あ、いや、なんでもないです。 それじゃあ、2-2という事で…

  オレは…、ジュエルさんと乗りますので…、 (うなずく夏美) こももさんは… (振り返ると…)」

 こもも [19]
 『ジュエルさん乗って~♪』


 シェディー [24]
 「はやっ!! (もー乗ってるしっ! んで、パートナーも決めてるしっ!!w)」

 「あ、あの~ぅ、馬借り賃は?」


 こもも [20]
 『あ、こっちの分はわたし持ちね♪ もう払っといたから。』

 シェディー [25]
 「あ、はい。 (空気読めてるのか、読めてないのか、よく分からない方だな~w)」


 夏美 [22]
 「(残念。) ショボンTT」

 こもも [21]
 『急ぐんでしょ~、早く早く~。』


 シェディー [26]
 「あ、はい。 (やっぱ空気読んでくれてるのかw …ひょっとして心の中も読めるのか?w)」

 夏美 [23]
 「…。 (あのシェディーさんがタジタジだ。 こももさんってスゴイな~w)」


夏美はこのやり取りを見て、こももに対して、何やら“憧れ”のようなモノを抱くようになっていた。


 シェディー [27]
 「夏美さん。 さあ、どうぞ。」  (シェディーの鼻筋がやけに伸びているのは気のせいだろうか?w)

 夏美 [24]
 「よいしょっ。」


 シェディー [28]
 「(“よいしょっ”だとー!…かわいいじゃねーか~♪)」  ←シェディーの心の叫びw  

 夏美 [25]
 「シェディーさんどうしたの?さっきから? 呼吸がおかしいわよ?」


シェディーはただ単に、腹周りにぎゅっと組まれた両腕と、

背中に触れる頬の感触で、鼻息が荒くなっているだけだったw デヘヘ(〃▽〃)♪


 シェディー [29]
 「だだ、大丈夫です!」

 こもも [22]
 『ジュエルさん、もっと “ぎゅー” っと密着しないと落ちちゃうわよ~♪』


 ジュエル [23]
 「えぇー?これ以上できないよ~w」

 こもも [23]
 『まだまだこんなもんじゃ足りないわ~w もっともっとジュエル分を吸収しとかないと~♪』


 ジュエル [24]
 「え?w (…何がだろ?w …ジュエル分て何~?w)」

 シェディー [30]
 「では、いきましょーか!」


 こもも [24]
 『おおー!』

 ジュエル [25]
 「しゅっぱーっつ♪」

 夏美 [26]
 「ごーごー!」


 ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― 


炭鉱村の入口に到着した4人…


 こもも [25]
 『は~ 気持ちよかった~♪』

 ジュエル [26]
 「なんか一杯 “なにかが” 吸い取られた気がするんだけど…気のせいかな?w^^;」


 こもも [26]
 『あれ?シェディーさんって、あんな顔だったっけかな?』

 ジュエル [27]
 「あ! (夏美さんにはホントに弱いね、シェディさんてw)」


シェディーは昇天まで、あと一歩の所まで行っていたw


 夏美 [27]
 「シェディーさん大丈夫?」

 シェディー [31]
 「ダッパー!! (〃▽〃)気持ちよかった~♪ デヘヘ~」


 夏美 [28]
 「え? 気持ちよかったの? (…ダッパー?w)」

 シェディー [32]
 「あ、いえいえ! “気持ちよくなかった~”ですw でも大丈夫ですよ~っ!」


 夏美 [29]
 「変な言葉ね…? (ダッパーってなんだろ?w)」


こももはジュエルの耳元でささやいた。


 こもも [27]
 『ヒソヒソ (シェディーさんって分かりやすい性格なのね)』

 ジュエル [28]
 「コソコソ (尻に敷かれっぱなしですw)」


 シェディー [33]
 「この辺から徒歩で行きましょう。」


馬が木の下で休めるように、木の低い位置にロープを巻きつけるシェディーとこもも。

目の前には渓谷が行く手をさえぎるように広がり、1本の古い木製の桟橋が村へと伸びていた。


吊り橋ではないため、比較的安全ではあったが、谷底が到底見えないほどの高さだった。


 シェディー [34]
 「ゴクリ…。高いな~、落ちたら終わりかな? ゾクゾク」

 こもも [28]
 『シェディーさん高いところダメなんだ~?』


 シェディー [35]
 「ええ。 どうも体重が重いからとか、背が高いからとか、マイナスイメージを考えてしまうんです。」

 こもも [29]
 『それじゃあ、わたし達なら平気ね。』


こももは、ポークル族のため、背が低いのであった。 逆にエルフ族は、最も背が高い種族である。


 ジュエル [29]
 「うん。全然平気だよw」


夏美は1人桟橋から遠く離れ、怯えている様子だ。


 夏美 [30]
 「わたしは…、ちょっと恐いですTT」


シェディーは素早く夏美の元へ駆け寄った。

 シェディー [36]
 「さ、一緒に行こうか、夏美さん。 オレがおぶってってあげるよ。(〃▽〃)♪」


 ジュエル [30]
 「シェディーさん、顔ー!ww」

 こもも [30]
 『アンタさっき、高いところ苦手そうにしてたじゃん!w んで妙に早かったわね今w

  ダメダメ~! チャイチャイw こんな男に、こんなに可愛い子おぶらせたら大変な事になっちゃうわよ。

  さっ、ここはわたしがおぶってってあげるからね。 なっちゃん (〃▽〃)♪』


 ジュエル [31]
 「こももさん、顔、顔ー!!www」

 こもも [31]
 『あっ! イケない。 わたしとした事がw って冗談よ! じょ・う・だ・ん♪w』


 ジュエル [32]
 「…。 なんか、とっても怪しいんですけど…w」

 夏美 [31]
 「あ、ありがとう。 ごめんねTT」


 こもも [32]
 『きゅぃ~ん♪ (なに!? この感覚は…? か、可愛いじゃないのよ、この子♪)』


こももは、この瞬間…、セカンドターゲットのロックオンを完了していたww

そして、夏美をおぶってみた…


 こもも [33]
 『よいっしょっ! ん? …アレ?? こんなところに綺麗な脚が…。』


こももの視界には、夏美の脚が地面に着地しているのが見えていたw


 こもも [34]
 『ちょちょっ! どーいうことよー!コレー!!ww ちょアンタ脚長くねーですかぃ!?ww』


こももはなぜか、方言のような言葉でまくし立てていたw


 夏美 [32]
 「ごめんなさいTT」

 こもも [35]
 『あ!ごめん…。 謝んなくてもいいのよ。

 (でも可愛いから何度でも聞きたい、って気持ちがある私ってどうなのよ?w)』


シェディーは、うらやましそうに、この状況を眺めていたw


 シェディー [37]
 「こももさんが“謝る”のって、初めて見たんだけど、ジュエルさんも初めて?」

 ジュエル [33]
 「そーいえば…、初めてかもw」


 こもも [36]
 『しょーがないな~。 んじゃ (こももはシェディーに目をやった…)』


シェディーは喜びすぎて、その場でジャンプし出したww

こももは、ジュエルに視線を変えると…、シェディーは途端にションボリになったw

シェディー、ジュエル、シェディー、ジュエル、こももが視線を変える度に、

シェディーが素早く反応するwww


 こもも [37]
 『おもろいなコイツw (コイツ…、もしかして私より反応いいんじゃ? さっきの夏美さんの時といい…。)』


こももは、シェディー自身が隠している能力を、いとも簡単に見抜いていた。


 ジュエル [34]
 「こももさんがシェディーさんで遊んでるwww」

 こもも [38]
 『さて、ジュエルさん、夏美さんをおぶってあげて~w』


 シェディー [38]
 「ガーン!TT」  ここに、地面に膝をつき、ザンゲするかのように落ち込む男がいたww OTL



桟橋の先を眺めるジュエル。


 ジュエル [35]
 「わ~っ! なっがいな~w わたし、この距離大丈夫かな~?

  シェディーさんは重いんだから、一緒に来ちゃダメだよー!w」

 シェディー [39]
 「は、はい。ションボリ OTL」


夏美は表情に喜怒哀楽を見せる事は滅多に無いので、

ジュエルやシェディーには、その恐怖心が伝わってこなかったが、

こももだけは、ちゃんと、“その心”を受け取っていた。


 ジュエル [36]
 「夏美さん行くよっ!」

 夏美 [33]
 「うん」  夏美は恐怖心により、言葉がうまく出せないでいた。


ジュエルは一歩、桟橋に脚を掛けた瞬間、夏美にもその揺れは伝わってきた。

声も上げる事が出来ない恐怖感に襲われそうになったその時であった。


背中に、誰かの手の温もりが伝わってきた。

それは、全てを包み込むような温かさであった。

夏美は驚いていた。

今までの恐怖感が嘘のように消え、今まで体験した事の無い、温かい感覚に包まれているのに気付いた。


 夏美 [34]
 「なに? これ?」  夏美の泣きそうな声がこぼれると…、

 こもも [39]
 『もう大丈夫だよ、なっちゃん^^ さ、ジュエルさんいこっ^^』


 ジュエル [37]
 「うん^^」

 夏美 [35]
 「温かい^^」


夏美の涙は、ジュエルの頬に落ち、

ジュエルの瞳からも、大粒の涙が溢れていた。


 ジュエル [38]
 「はは…。 前がよく見えないやっ^^;」


こももの温かい両手は、夏美の“か弱い背中”をさすっていた。

決して大きいとは言えないこももの手だが、シェディーの瞳には、とてつもなく大きく写って見えていた。

シェディーは思いだしていた。

昔に聞いた、ギルドマスターの話を…。



ポークル族には伝説の特殊能力があるらしく、その能力はポークルのごく一部の者にしか伝承されないらしい。

手から出る波動が、触れた者の神経に作用し、恐怖心を和らげる効果があるという。

心の弱い者を見つけ、心を癒す能力

この時、シェディーもまた、こもも自身が隠していた能力を見抜いていた。


 シェディー [40]
 「って…、おーい! オレはどーすんだよー!w」


1人、取り残されたシェディーは、その場で地団太を踏むのであった。 


 夏美 [36]
 「シェディーさ~ん! 頑張ってね~!^0^ノ」


無事に渡りきった夏美達3人。


 シェディー [41]
 「はーい! 頑張るよ~!」  シェディーはいきなり、ジャンプし出したww

 こもも [40]
 『なんて分かりやすさなの…w』

 ジュエル [39]
 「ははは^^;」


なんとか桟橋を渡りきった4人は、この後なにを目にするのか? 乞うご期待!





RAM WIRE 「あいだじゅう」



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